好奇心と芸術への愛、そして長期的な投資への興味から、フランズ・ブロエルセン（スプリングタイム・アート・ファンデーション・オーナー）は北朝鮮を訪問することを決意した。集中的な交渉と在ロンドン北朝鮮大使館の協力を得て、彼はついに北朝鮮文化省からの招待状を手に入れた。最初の訪問後、フランセンは北朝鮮芸術の可能性と質の高さを確信した。帰国後、彼は知識、資金、労働力を結集したチームを結成し、美術品の買い付けを開始した。その後、数回の訪問と多くの購入を経て、開城コレクションはその姿を現した。

これらの秘宝を一般に公開するため、開城コレクションの美術品のセレクションがヴィリニュスのリトアニア国立博物館で展示された（2008年）。ヨーロッパで北朝鮮の美術展が開催されたのはこれが初めてで、リトアニア国立博物館の歴史上、最も成功した展覧会となった。リガのラトビア国立美術館でも2回目の展覧会が開催され、成功を収めた。ソウルの国立中央博物館で予定されていた展覧会は、南北朝鮮間の緊張の高まりにより中止された。